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富士山周りの世界遺産
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1 富士山(富士山域)
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1-1 山頂の信仰遺跡群
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1-2 大宮・村山口登山道(現在の富士宮口登山道)
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1-3 須山口登山道(現在の御殿場口登山道)
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1-4 須走口登山道
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1-5 吉田口登山道
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1-6 北口本宮冨士浅間神社
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1-7 西湖
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1-8 精進湖
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1-9 本栖湖
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2 富士山本宮浅間大社
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3 山宮浅間神社
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4 村山浅間神社
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5 須山浅間神社
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6 冨士浅間神社(須走浅間神社)
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7 河口浅間神社
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8 冨士御室浅間神社
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9 御師住宅(旧外川家住宅)
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10 御師住宅(小佐野家模造復元住宅)富士吉田市歴史民俗博物館
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11 山中湖
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12 河口湖
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13 忍野八海(出口池)
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14 忍野八海(お釜池)
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15 忍野八海(底抜池)
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16 忍野八海(銚子池)
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17 忍野八海(湧池)
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18 忍野八海(濁池)
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19 忍野八海(鏡池)
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20 忍野八海(菖蒲池)
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21 船津胎内樹型
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22 吉田胎内樹型
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23 人穴富士講遺跡
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24 白糸ノ滝
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25 三保松原
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- 名称
- 須走口登山道(すばしりぐちとざんどう)
- 住所
- 〒-静岡県駿東郡小山町須走
- 電話番号
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- 料金
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- 営業時間
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- 駐車場
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- 標高
- 1966.9m
須走口登山道は富士山東麓の冨士浅間神社を起点とし、須走口本八合目で吉田口登山道と合流し、山頂の東部へと着く登山道です。富士山の東側にあるので、東口登山道とよばれています。起源は明らかではありませんが、『勝山記』<かつやまき>の1500年の条には須走口登山道に道者が集中したと記載されています。17世紀には冨士浅間神社と須走村(現在の小山町須走)が山頂までの登山道を支配し、山頂の噴火口の中に投げ込まれたお賽銭を集めても良いとされる散銭取得件の一部を獲得していました。18世紀には須走村と富士山浅間大社で山頂部の権利を争いましたが、徳川幕府の裁定によって、須走村の権利として認められました。1707年の噴火では、登山道、冨士浅間神社及び須走村は壊滅しましたが、翌年に徳川幕府の支援をもって復興しました。1959年には、富士山南麓から現在の五合目までバスの通行が可能となり、五合目以下の区域での登山道が利用が少なくなってしまったために、登山道の位置を確認することが不可能な部分が存在します。資産の範囲は現在利用されている五合目から山頂にかけての区間です。