名称
御師住宅(旧外川家住宅)(おしじゅうたく きゅうとがわけじゅうたく)
住所
〒403-0005
山梨県富士吉田市上吉田3-14-8
電話番号
0555-22-1101
料金
大人100円、小・中・高校生50円
営業時間
9時30分~17時0分(入館は~16時30分)火曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場
あり
標高
818.9m
御師<おし>とは、富士講信者が登拝を行うのに当たり、宿や食事を提供するなどの世話をするとともに、日常は富士山信仰の布教活動と祈祷を行い、富士山信仰を広める役割を果たした人たちのことです。平安時代以前は、富士山は登らずに裾野から遥拝していましたが、仏教が広まるにつれて登拝するというかたちに変わりました。一時期は86件の御師住宅があり、多くの登拝者が宿坊として利用し、富士吉田は富士道者によって賑わったと伝えられています。御師住宅の多くは間口は狭く、奥に延びる形のなっており、敷地に流れる水路の奥に住宅兼宿坊の建物が建てられています。旧外川家住宅の母屋は1768年(明和5年)に建造され、御師住宅の中では古く、貴重とされています。富士講信者の数が増加したため、1860年頃に離れ座敷が増築され、神殿が設けられました。1960年代ごろまで富士講信者を受け入れていました。現在、同住宅は重要文化財に指定されています。